リタスト!

名古屋市の3人のベンチャー企業に所属している23才の頭の中

オフショア(海外積立投資)はやめておけ!

こんにちは。

最近受けた相談で、こんな相談がありました。

「日本でお金を増やすのは難しいから、

海外で積立投資をやりたいと思ってます。

海外の積立投資のオフショアに

しようと思うのですがどうですか?」

 

結論から言います。

オススメしません。

ではなぜオフショアをオススメしないのか。

今回はオフショアが

NGな理由をお伝えしていきます。

 

オフショアとは?

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オフショアとは、「海外積立投資」と言われるもので

海外の大手保険会社・信託会社などに

口座を開設して積立を行い、約200ファンドの中から、

5~10銘柄程度の海外のファンドをIFAが選定し、分散投資を行います。

 

また、最近はファンドではなく、

INDEX連動させた商品も多く存在します。

 

投資期間は、5年から30年など

プランにより様々ですが、ファンドマネージャーによる

複利での中長期運用を行っていきます。

 

そして償還期間をむかえた時に、

積み立てた額のファンドの時価総額分が返還されますが

なかには契約者が死亡したときに、保険金が付いてくるものや

利回り確保が付いている商品などもあり、

日本人にも非常に人気の投資対象となっています。

 

なぜオフショアが人気なのか

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利回りが高い

ニューヨーク証券取引所

NASDAQに上場している代表的な500銘柄による

株価指数であるS&P500の直近5年の利回り実績において

2016年11.96%、2015年1.38%、2014年13.69%、

2013年32.39%、2012年16.00%、2011年2.11%

となっており、平均して高い利回りを維持している事がわかります。

 

税率が低い

日本においては、

投資収益に対して税率が約20%かかりますが、

海外では、投資において得られた配当金に対し、

税金がほとんどかからない、もしくは非課税です。

(国によって異なりますが)

 

毎月の配当をそのまま投資に回していく

外積立投資においては、大きなメリットであると言えます。

 

豊富な金融商品

日本においては、金融庁に認可された金融商品しか販売できず、

優良なファンドの多くが投資対象から外れてしまいますが、

外積立投資においては約200ファンドの中から銘柄選定を行うことができます。

 

なぜオススメしないのか…?

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ここまで聴くととても魅力的な投資方法で

「私もやってみたい!」と考えた方もいらっしゃるかもしれません。

しかし…ちょっと待った!

そんな良い話には、やはり仕組みがあります。

オフショア投資自体が「悪」という訳ではないんです。

そのオフショアを使って怪しいことを

したりする人がいます。

ここからはオフショア投資を

オススメしない理由についてお伝え致します。

 

外積立投資を「紹介する人」に怪しい人が多い

海外の積立投資会社は、

契約者を紹介した紹介者にお礼の報酬を支払います。

この報酬を得て稼ぎたいと考えているために

積立投資に詳しくない人などが

外積立を紹介しているケースがあります。

また、商品のデメリットを隠したり、

場合によっては正しくない情報を伝えることもあるようです。

 

例えば、以下のことは実際に合った例です。

 

商品は20年契約だが、最初の2年が経過したら積立金額の減額が可能。

積立金額の減額は2年経たずとも可能。

 

商品は最初の〇年は解約できない

解約自体はできる(手数料はかかるが)、一時停止という手もある。

 

契約期間は25年がオススメ、もしくは20年からしかできない

2年や5年もあり

 

海外だと資産を隠せるため税がかからない

日本に在住している限りかかる

 

こういった人たちがいなくならない限り

「積立投資は危険」とか「詐欺だ」と言われ続けると思います。

 

 

維持手数料が高い商品がある

中にはかなり維持手数料が高い海外積立投資があります。

 

ある海外積立投資では

初期口座の毎年の維持手数料で7%

貯蓄口座の毎年の維持手数料で1.5%

かかるところがあるのです。

 

世の中の株式や

様々なものにまんべんなく投資した場合の

平均利回りをあなたは知っているでしょうか?

5~7%と言われています。

はい、つまりマイナスになります

資産形成なんてできたものじゃありません。

 

手続き面の難易度も高い

オフショアを始める際、

契約先は自ら決めなければなりません。

契約先の紹介を受けるにせよ、

最終判断をするために自ら情報収集をして

良いか悪いかを見極めなければなりません。

また、契約すればそれで終わり!ではなく

積立金の増額・減額、投資内容への質問などの

やりとりはその都度発生します。

 

仲介会社の見極めも難しい

 

日本の金融商品ではないので、

内容を理解するのが難しいでしょう。

商品にかかわる用語は特殊なもの。

信頼できる仲介会社から商品や契約の説明を受けたいですよね。

 

仲介会社に支払う「仲介手数料」も

内容に対して妥当かどうか吟味しなければなりません。

長期的な投資をする以上、

しっかりした仲介会社がすぐに見つかるとは限らず、

場合によっては、仲介会社が見つからないことで

オフショア投資を断念することになってしまうかもしれません。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

「これから投資をしていきたい!」という方にとって

オフショアはいきなり手を出すものではありません。

魅力的な商品ですが、日本のネット証券で

手を出せるものからで十分だと私は考えています。

きちんと情報を得て、理解し、

あなたに合った投資を活用してください。

 

もちろん私もぜひお気軽にご相談くださいませ。

私にできることであれば、あなたのお力にならせていただきます!